映画

タイムリープできるなら。

 

「君と100回目の恋」

という映画を見た。

この手の映画は見ないようにしていたけれど、うっかり、見てしまった。

ドラマでも映画でも感情移入しすぎるというか、気持ちを汲み取りすぎてしまって

怒り

憎しみ

悲しみ

妬み

そういうものが強く出るものはなるべく見ないようにしている。

例えば警察系とか、病院系は特に。

今回はアマゾンプライムのおすすめに出てきていて、見ていたら最初から最後まであっという間でとても良かった。

何より、バンドや音楽が絡んだドラマや映画はやっぱり好き。

もし、愛する人の悲しい運命を変えられる可能性が1%でもあるのなら、人はどこまで一途になれるのだろう―。
そして、愛する人が自分の運命を変えるために自らの未来を顧みないと知った時、人はどんな決断をするのだろう―。
2017年冬、愛する彼女の悲しい運命を変えようとした彼と、愛する彼の未来を守ろうとした彼女の、
時を駆け巡りながら究極にお互いを想いあう純愛映画が誕生いたしました。

7月31日の誕生日。うまくいかなかったライブの帰り道。大学生の葵海は事故にあってしまう。
しかし、気が付くと葵海は大学の教室にいた。
日付は事故から1週間前、7月24日。
動揺する葵海に、陸は告げる。自分が葵海の運命を変えるために、時を巻き戻したのだと。
想いが通じ合った二人は幸せな日々を送るが、葵海の運命を変えるためのタイムリープには、陸の重大な秘密が隠されていた―。

※ネタバレ含みます

なんだか面白いSF的な恋愛ものかと思いきや、めちゃくちゃ一途な純愛物語。

途中、何度も何度も彼女を守るために色んな方法を試して戻っているという事が分かった時にどれほどの思いで諦めずに繰り返し続けているんだろう、どれだけ辛い思いをしてきたんだろうと思うと涙が止まらなくなってしまって30分くらいずっとぐしゃぐしゃになって泣いていた。

生きている時間ってどんな場面だってかけがえのないものなんだなと思わされる美しい映像だった。

死ぬと分かっている世界ってどんなんだろう。

大事な人が死んでしまうと分かっているのってどんな気持ちなんだろう。

友達や家族と触れ合う一瞬、全てが実はとても大切なものなのに、無くなるとわからないと、なぜ大切にできないのかなぁとも思った。

自分も、周りの友達も家族も、失ったらと考えるととても怖いけと、でもやっぱりどこかでまだまだずっと一緒にいれるって思ってる部分があると思う。

そういう毎日の大事さも気づかせてくれる気がする。

私は結構思い出とか、もう戻ってこない時間とか、手に入れる事ができないものを本当によく考える事が多くて、

おじいちゃんおばあちゃんが元気に生きてた頃、小学生の時代に田舎に行って、みんなでバーベキューをしたり、魚釣りをしたり、優しく呼んでくれる二人がもういない事、その家はリフォームしてしまったのでもう子供の頃遊んだ家はなくて、その頃の事を思い出して懐かしくて苦しくて涙が出てきたりとか、

10代の頃、バンドをしていた時代、メンバーとかなり長い時間一緒に過ごして喧嘩したけどお腹が痛くなるくらい笑う事もたくさんあったし、朝までファミレスで熱く語り合ったり、一生懸命練習したり・・辛すぎる事もあったけどもうあの仲間とずっと過ごしためっちゃくちゃ楽しかった時間って戻ってこないんだなぁとか、

タイムリープを見ているとそういう時代に一回帰って、もう一度みたいなっていう願望もある。

それなりに苦しい事もあったけど、思い出すものって全てが美しく感じるのもあるんだろうけど。

歳をとったから余計というのもあるかもしれないけど、小さい頃から時間が戻って欲しい思いはなぜか強め。

そんな事も思い出しながら感情がもうぐっちゃぐちゃになりながら見てた。

映像がとにかく美しかった。人が死ぬ映画は避けてたけど、それでもやっぱり見て良かったと思う映画だった。

辛すぎるので伴侶よりは先に死にたいなって常日頃思っていたけど、先に去るとしても、別れってどちらも辛いのかもしれないな。

andropの挿入歌「BGM」がすごく良かったなぁ。

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